DTMを始めるためには、ある程度揃えておいたほうがよい機材があります。
主に以下は最低限必要な機材になります。
・オーディオインターフェイス
・MIDIキーボード
・スピーカー
・ヘッドフォン
・各種ケーブル
その他以下は必ず必要な訳ではありませんが、あると便利です。
・MIDIコントローラー(MIDIキーボードに同等の機能があれば不要)
・ミキサー
・テンキー(PCキーボードに無い場合)
・オーディオインターフェイスとは
オーディオインターフェイスは、上記の変換(コンバート)を行う為の機械です。
アナログからデジタルへ変換(録音したものをパソコンに記録)するAD変換(ADコンバート)。
デジタルからアナログへ変換(パソコンに記録されたものをスピーカーで鳴らす)する
DA変換(DAコンバート)を行います。
オーディオインターフェイスによっては、サンプリング周波数と量子化ビット数を
DAW側で操作できないものもあります。
その場合はインターフェイスのつまみで設定するか、インターフェイスの設定用アプリで行う必要があります。
※これらの変換機能の良し悪しは、値段にあるといっても過言ではありません。
また、もう一つ大事な役割として、バッファサイズの設定を行います。
バッファとはデータを一時的に溜めておく場所のことで、
このサイズが大きいほどデータを先に読み込んでおくことができます。
逆にサイズが小さいと、読み込んで置ける容量が少ないので、
PCの処理が間に合わず音にノイズが入ったりコマ落ちしたりする場合があります。
これはPCのスペックによるところが非常に大きいので、適切なサイズに設定しましょう。
その際、「多くバッファサイズを取っておけば、PCの処理も問題なく行えるのでよいのでは?」
と感じるかもしれません。
しかし、バッファサイズを大きくするとレイテンシーと言う問題が出てきてしまうのです。
レイテンシーとは遅れのことで、MIDIキーボードなどで音を鳴らす時に、
押してから音が鳴るまでのタイムラグのことを言います。
遅れる秒数はmsec(ミリセカンド)「1/1000秒」ですが、20msecくらいから遅れを感じ始めます。
生演奏やリアルタイムレコーディング、歌の録音などをするときは、あまりレイテンシーがあると難しいくなります。
こちらも踏まえたうえで、バッファサイズを決定するようにしましょう。
・MIDIキーボードとは
DAWのソフトウェアシンセサイザーなどの音を鳴らすためのハードウェアです。
接続にはUSBタイプ、MIDIケーブルタイプなどがあります。