Cubase 使い方
Cubaseの使い方その1~プロジェクトの立ち上げ~
Cubaseで曲を作るとき、まずはプロジェクトを新たに作る必要があります。
通常Cubaseを立ち上げると、「Steinberg Hub」が開いた状態で立ち上がります。
(立ち上がっていない場合、Cubase上部メニューバー「Hub」、
もしくは「ファイル」から「新規作成」を選択してください。)
基本的には1曲に対して、1つのフォルダを設定することが望ましいです。
理由としては、Cubaseを保存するプロジェクトにはいくつかのデータが含まれます。
※Cubaseの使い方のポイント!
プロジェクトファイルを初期設定で使うとデータが混ざってしまいます!
Cubaseの初期設定のまま行うと、それらのデータは1つのフォルダ内に
まとめて保存されてしまいます。
そうすると、後で整理するときや、パソコンや
ハードディスクを買い換えてデータを移動するとき
どれがどのCubaseのファイルなのかが分からなくなってしまいます。
もちろん後でそれらのデータを振り分ける機能はありますが、無駄な手間を省くためにも
最初からプロジェクトごとに分けておくのが理想的なスタイルです。
※Cubaseの使い方のポイント!
プロジェクトファイルは1曲ごとに分けておきましょう!
新規でCubaseのプロジェクトを立ち上げるには「Steinberg Hub」の
下部の初期値「既存の場所を使用」から
その下の「プロジェクトの場所を表示」にチェックを移動させます。
そして、Hub上部「Project」を「その他」→「Empty」を選択します。
すると、どこにCubaseのプロジェクトを保存をするのかを聞かれるので、
任意の場所を選択します。
このときのポイントとしては、Windowsの場合「マイドキュメント」や「ライブラリ」など、
日ごろよく使うフォルダ内にCubaseで作曲する用の「DTM」などのフォルダを作成しておき、
その中にさらに1曲ごとのフォルダを作成するとよいでしょう。
※Cubaseの使い方のポイント!
DTM専用(Cubase専用)のフォルダを作っておきましょう!
その際、ファイル名に曲のタイトルなどを付けて分かりやすく保存できればよいですが
なかなかタイトルを先に考えるのも難しいと思いますので、
「0001」「0002」のように分かりやすい数字を用いて
Cubaseのプロジェクトファイルを作っていくとよいと思います。
※Cubaseの使い方のポイント!
Cubaseのファイル名は任意の数字がオススメです!
日付をファイル名にするのも悪くないですは、
のちのちプロジェクトの作成を進めて言ったときに
特に大きくCubaseのファイルの中身が変わったとき
(新しいフレーズを付け足したとか、展開を大幅に変えたとか)
「ファイル名+日付」たとえば「0001_20181010」のようにしておくと、
前のファイルも残しておくことができるので
データにエラーが出てしまったときのバックアップや
過去のパターンの確認などにも使えます。
そのため、名前自体を日付にするのは、ややオススメができません。
※Cubaseの使い方のポイント!
ファイル名は更新時に日付をプラスすると管理しやすいです!
初期設定では10分おきに最大10個のバックアップファイルが自動生成されます。
そのファイル名は「.bak」です。ちなみにCubaseのファイル名は「.cpr」です。
バックアップファイルの拡張子を「.cpr」に変更するとファイルが開けます。
ファイル名は拡張子まで確認できる設定にしておきましょう。
※Cubaseの使い方のポイント!
バックアップファイルの数や自動保存時間は環境設定で変えられます!

Cubaseの使い方その2~プロジェクトの確認~
Cubaseの新規プロジェクトを立ち上げたとき、確認しておきたいポイントがあります。
それは「サンプリング周波数」と「ビット数」です。
確認はCubaase画面の上部にある情報バーに記されているもの
もしくは「プロジェクト」→「プロジェクト設定」で確認が出来ます。
※Cubaseの使い方のポイント!
Cubaseプロジェクトのサンプリング周波数とビット数を必ず確認しましょう!
このときサンプリング周波数は44,100kHz、ビット数は16bitになっていることを
必ず確認しておきましょう。
高サンプリング周波数や高ビット数の方が音質自体はよくなりますが
基本的にCDのクオリティーで再生させるためには高サンプリング周波数や
高ビット数などは必要ありません。
なぜならCDの規格が44,100kHzの16bitの音で収録されているからです。
※Cubaseの使い方のポイント!
CDは44,100kHz、16ビットで作られているので、基本的にはそれに合わせましょう!
高サンプリング周波数の場合、オーディオインターフェイスを接続したPC上や
それに対応した機器であれば、高音質での再生が可能になりますが、
逆にCDクオリティーで再生させようとした場合、ディザリング
(サンプリング周波数やビット数を再生環境に合わせて調整すること)
を行わないといけません。
その際、必要な知識や使い方・テクニックを持ち合わせていない状態で行うと
音が悪くなってしまう原因となってしまいます。
しっかりとした知識や使い方をマスターするまでは、
CDクオリティーのサンプリング周波数とビット数で
曲を作っていってみましょう。
※Cubaseの使い方のポイント!
高サンプリング周波数、高ビット数で作業を行うには
必要な知識や使い方・テクニックが必要です!
・サンプリング周波数の補足説明
アナログ信号からデジタル信号に変換する際(AD変換、マイク等からパソコンへ録音等)、
1秒間に何回標本化するかの数のことを言います。
単位はHzで表され、CDでは44.1kHzが採用されています。
標本化の数値が大きくなればなるほど、アナログ信号の再現率は高くなりますが、それに伴い容量も大きくなります。
また、標本化し再度アナログ信号に変換する際(DA変換、パソコンの音をスピーカーで鳴らす等)、
デジタル信号は点と点の集合体のようなものなので、それをつなぎ合わせるとギザギザした波形となります。
その際、エリアシングノイズと言うノイズが発生するため、それらをフィルターなどで削る必要が出てきます。
削ることにより、実際にはサンプリングした音の半分程度のクオリティーになると言われています。(サンプリング定理)
その他に、マスタリングやスタジオでのミックスには48kHzが採用されていることが多いです。
また、サウンドのイメージとして、FMラジオは約33kHz、AMラジオは22kHzの音質になります。
今流行のハイレゾ音源等は96kHz等の高いサンプリング周波数で録音された音のことを指します。
・量子化ビット数の補足説明
サンプリング周波数で1秒間に標本化する数を決めますが、
量子化ビット数ではその分割された1つ1つに対した容量(深度)を決めます。
CDの規格は16bitです。
こちらも数値が大きくなればなるほど、アナログ信号の再現率は高くなります。もちろん容量も大きくなります。
そしてサンプリング周波数と量子化ビット数を掛け合わせたものが、ビットレートとなります。
ですので、CDのビットレートは44.1×16×2(ステレオ)=1411.2kbpsとなります。
これは非圧縮のwavもほぼ同じビットレートとなります。
これに比べmp3は最高でも320kbpsなので、音質の差がどれほどあるのかは言うまでもないですね。
※音質は再生環境によってもかなり左右されるので、十分注意が必要です。
・オーディオインターフェイスの補足説明
オーディオインターフェイスは、上記の変換(コンバート)を行う為の機械です。
アナログからデジタルへ変換(録音したものをパソコンに記録)するAD変換(ADコンバート)。
デジタルからアナログへ変換(パソコンに記録されたものをスピーカーで鳴らす)する
DA変換(DAコンバート)を行います。
オーディオインターフェイスによっては、サンプリング周波数と量子化ビット数を
DAW側で操作できないものもあります。
その場合はインターフェイスのつまみで設定するか、インターフェイスの設定用アプリで行う必要があります。
※これらの変換機能の良し悪しは、値段にあるといっても過言ではありません。
また、もう一つ大事な役割として、バッファサイズの設定を行います。
バッファとはデータを一時的に溜めておく場所のことで、
このサイズが大きいほどデータを先に読み込んでおくことができます。
逆にサイズが小さいと、読み込んで置ける容量が少ないので、
PCの処理が間に合わず音にノイズが入ったりコマ落ちしたりする場合があります。
これはPCのスペックによるところが非常に大きいので、適切なサイズに設定しましょう。
その際、「多くバッファサイズを取っておけば、PCの処理も問題なく行えるのでよいのでは?」
と感じるかもしれません。
しかし、バッファサイズを大きくするとレイテンシーと言う問題が出てきてしまうのです。
レイテンシーとは遅れのことで、MIDIキーボードなどで音を鳴らす時に、
押してから音が鳴るまでのタイムラグのことを言います。
遅れる秒数はmsec(ミリセカンド)「1/1000秒」ですが、20msecくらいから遅れを感じ始めます。
生演奏やリアルタイムレコーディング、歌の録音などをするときは、あまりレイテンシーがあると難しいくなります。
こちらも踏まえたうえで、バッファサイズを決定するようにしましょう。
設定は「デバイス」→「デバイス設定」のVST Audio Systemの下層のお持ちのインターフェイス名の項の
コントロールパネルから、もしくはインターフェイスのアプリ内から行います。

Cubaseの使い方その3~VSTインストゥルメントの立ち上げ方~
まずは「VSTインストゥルメント」の説明から行っていきます。
VSTインストゥルメントとは「Virtual Studio Technology」の略称で、
Cubaseを作ったSteinberg社が開発した規格です。
DAW内で動かすことの出来るソフトウェアシンセサイザーやエフェクトのことを言います。
インストゥルメントは英語で楽器のことを指しているので、
ここで言うVSTインストゥルメントとはソフトウェアシンセサイザーと言うことになります。
表記としてVSTiと書かれていることもあります。
単にVSTと呼ぶ場合、エフェクトの指す場合もありますが、
VSTiと分けて表記するために、VSTeと書かれていることもあります。
では実際にVSTインストゥルメントを立ち上げてみましょう。
以下の手順でVSTインストゥルメントパネルを開きます。
「デバイス(Devices)」(9.5以降は「スタジオ」) > 「VST インストゥルメント (VST Instruments)」をクリック。
※Cubaseの使い方のポイント!
「F11」でVSTインストゥルメントパネルをショートカットで開くことが出来ます!
VSTインストゥルメントパネルの右上の「rack」をクリックするとデフォルトのVSTインストゥルメントや
インストールされたVSTインストゥルメントが表示されます。
※Cubaseの使い方のポイント!
トラックを追加からVSTインストゥルメントの立ち上げも出来ますが、こちらの方法を推奨します!
ではまず、リズムの打ち込みが出来る「Groove Agent SE」を選択しましょう。
「Drum」 > 「Groove Agent SE」
「Groove Agent SE」を選択すると「プラグイン"Groove Agent SE"を割り当てたMIDIトラックを作成しますか?」
とポップアップが表示されるので、「作成」をクリックします。
これでVSTインストゥルメントの立ち上げは完了です。
Groove Agent SE内の左上の小窓から音色を変更できます。
プリセットがたくさんあるので、好みの音色を探しましょう。
音は左側のパッドをクリックすると鳴ります。
※Cubaseの使い方のポイント!
画面に表示されている「インストゥルメントトラック」は、
使用するとき以外は誤って触ってしまうことを防ぐためにも、
フォルダを閉じておきましょう!

Cubaseの使い方その4~Coming soon~
Cubaseの使い方coming soon...
Cubaseの使い方その5~Coming soon~
Cubaseの使い方coming soon...
Cubaseの使い方その6~Coming soon~
Cubaseの使い方coming soon...
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